毎朝餌やりの時に、新入りの土佐金ちゃんの両腹が白くなっているのには気づいてはいた。しばらくの間、色変わりをするのだと思っていた。(忙しさに追われていたので、そう思い込もうとしていたのかもしれない)
色が変わってくる様子もなく、なんとなく不安になり、毎週末土日の受験予備校通いと模擬試験が終了し、ひと段落ついたので、猫の防止用の網とその上の重石の苔の鉢をどけてよくよく金魚を眺めてみた。
すると2匹とも身体中白いもやもやしたものに覆われている!!その上、ウリちゃんは体全体と右目も全て白いもやもやで覆われ、新入りちゃんより重症であることが解った。
明らかに病気である。
土佐金は非常にデリケートな金魚だとペットショップでも教えて頂いていたのに、私の怠慢で、病気にしてしまったのだ。
情けなさでいっぱいになった。自分のケアが不十分で金魚を死なせるわけにはいかない。
「絶対に病気を治す!」と心に誓った。
すぐにネットで調べまくった。
1.季節の変わり目で水温が下がったこと。
2.寒くなり、水替えを頻繁にしなくなったので、水が汚れていたこと。
3.鉢の黒い苔が全体に広がってしまったこと(グリーンの苔は良いが黒はカビの可能性がある)
などが解った。
おそらく金魚の病名は「水カビ病」であると思われる。
それから何か所かのペットショップをめぐり、お話をお聞きし、金魚の治療が始まった。
1.たらいに0.5%の食塩水(金魚の治療用食塩使用)4リットル入れ金魚を移す。
2.鉢は割って処分をした。
食塩水にいれた金魚はじっとして動かない。
その様子は、なんだか人間が温泉につかっているような雰囲気がした。
それから、バケツに1リットルのメモリを付け、0.5%の食塩水を常備し、
コーナンのスタッフの方が、実演して教えてくださった水を替える道具(写真参照)を使用し、毎日3分の1ずつ、たらいの食塩水を替えた。


金魚の体内の塩分濃度は通常0.7%だそうで、周囲が真水だとその濃度差に相当する特殊な圧力のようなものが金魚の粘膜や細胞にかかっているのだそうだ。(これを浸透圧という)ところが体表に水カビがつくと、粘膜や体表の細胞壁の一部が破壊され、障壁としての力が低下し、0.7%の塩分濃度を保つことができなくなるらしい。その結果、体外から体内に水が流入し、金魚の体内の塩分濃度が下がり、金魚に大きなダメージを与えてしまうらしい。それで、食塩水に金魚を入れてあげることによって体内の塩分濃度を減らすのを防ぐのだそうだ。(水カビ病の治療参照)
金魚の状態は少しは良くなったようにもみえる。食欲はあって、毎朝餌を食べている。しかし、新米ちゃんは、明らかに回復しているが、ウリちゃんにはあまり変化が見られないような気がした。
ネットで調べた薬を使用してみようと思い、
ヨネヤマプランテーションのスタッフの方にネットで調べた薬(メチレンブルー)について伺うと、薬は非常に強いので、配合が難しいとのことで、薬の濃度を薬を使って実演し親切に教えて頂いた(感謝)。
もうひとつプラスチックのたらいを購入し、夕方(メチレンブルーという薬は遮光して使用しないと効き目がないとのこと)教えて頂いた濃度の少し薄めの薬に金魚を移した。
濃度を誤ると、死んでしまうこともあるとのことで、ドキドキしたが、翌日元気で泳いでおり一安心した。

それから、土佐金ちゃん達は明らかに回復の道をたどっていった。
毎日水替えをするごとに、みるみる白いもやもやがなくなってきた。
そして・・・。白い幕で覆われていたウリちゃんの右目も元どうりになった!!(やったー)
それから、塩水を真水に変える作業を始めた。
人間でいえば、「床上げ」といったところであろうか(笑い)
ペットショップのスタッフから、金魚は塩水に慣れてしまうと、塩水でしか生きられなくなってしまうと聞いていたからである。
毎日水替えの時に、塩水のバケツに真水を足して濃度を薄めていった。
そうしてバケツの水は3~4日で真水となった。

残念なのは、元気な土佐金ちゃんがプラスチックのたらいに泳いでいることである(笑い)
ずいぶん探したが、季節外れで金魚鉢はどこにも売っていない。
来年の夏は素敵な金魚鉢を買うぞ!!と心に近い、元気になった土佐金ちゃんを毎日見ている
。